2021年6月14日 大阪市北区天神橋4丁目の雑居ビルの5階、カラオケパブ「ごまちゃん」で女性の遺体が発見される。
殺害されたのは「ごまちゃん」の経営者である稲田真優子さん(25歳)。
稲田さんと3日ほど連絡が取れないとの事から、1階で喫茶店を営むビルの管理者の親族である女性がマスターキーで開けたところ、仰向けで血を流し倒れている稲田さんを発見し、通報した。
稲田さんは着衣に乱れは無かったが、顔には布が被せられ、首や胸に刃物で刺された傷が十数カ所あり、死因は失血死だったという。
稲田さんは11日の夕方にはビルに入る姿が防犯カメラに映っており、その日は営業していたようだが、翌12日に常連の男性客が店に訪れたが、ドアには鍵がかかっていたとの事。
13日には女性従業員が稲田さんと連絡が取れないと通報し、警察が店に行くが鍵はかかったままで、携帯電話を鳴らしてみるが、店内から着信音が聞こえなかったという。
店内にも防犯カメラはあったようだが、取り外されていたようで、SDカードも抜かれていたという。
凶器は見つかっていない。
アイドル的存在だった。
逮捕されたのは、西宮市に住む56歳の男だった。
妻子がある身でありながら、執拗な付きまとい行為があったという。
取調べの段階では、否認をしていたようだが、男の革靴や洋服を詳しく調べたところ、血痕が付着しており、検出されたDNAの型が稲田さんと一致していたという。