2020年9月7日 楢原知里さん(35歳)が熊本大学近くの道路脇の側溝で仰向けに倒れた状態で発見される。
首を絞められた窒息死とされているが、遺体には抵抗した際に自身の爪でできるひっかき傷が首の周りになかったとされている。
逮捕されたのは、楢原さんが住んでいたマンションの元清掃員の男、67歳。
男は「マスクを開発して大学に寄付するので、デザインを考えてほしい」「自分は社長で、大学の学生を支援したい」と楢原さんに接近し、一緒に食事をする仲になったらしい。
その後「うそがばれて口論になった」と供述していたという。
黙らせるために口を塞ごうとするが、ずれて首のほうに行ってしまったように説明しており、さらに無我夢中であったことで、どうなるのかわからなかったと説明しているが、男の左腕には楢原さんが抵抗し噛みついた痕が残り、その上で3分以上も首を絞め続けていたとされ、裁判では男に同情の余地がないと言い渡されている。