2018年2月16日 兵庫県三田市在住の会社員近藤早紀さん(27歳)が2月24日、遺体で発見された事件。
日雇い労働者のための簡易宿泊所がズラリと建ち並ぶ大阪市西成区の一室で、部屋に放置されたスーツケースを開けると、そこには首から下が切断された女性の頭部が詰め込まれていた。
ウクライナ人の母と医師であるブルガリア人の父の間に生まれた容疑者のアメリカ国籍の男。
日本人女性との結婚が夢だとし、ニューヨークでも旅行者の日本人女性に声をかけ、日本に住みたいと口説くこともあったという。
利用していた東成区の民泊では、4~5人の日本人女性を連れ込んでいたという。
早紀さんと男は、位置情報から相互にコミュニケーションが可能なアプリで出会ったとされる。
男は会いたいと、早紀さんの自宅に向かうと迫るが、早紀さんは自宅は無理なので自分から会いに行く事にした事を、友人に言い残し、2月16日午前0時頃、大阪市森ノ宮駅付近で待ち合わせ、東成区の民泊マンションへ移動。
駅前に設置された防犯カメラとマンションの防犯カメラにも、2人が建物に入っていく様子が残っていた。
早紀さんはマンションに監禁された後、かなり強く首を絞められて殺された可能性が高い。
遺体は東成区のマンションで切断され、大きなキャリーケースに入れて複数回に分けて運び出され、大阪や京都の山中でバラバラに切断され遺棄したとみられている。
被告は監禁容疑で逮捕された後、殺人容疑で再逮捕されるも、殺意自体に立件は困難とされ、傷害致死罪が適用されるという。