2014年10月15日
NAVERまとめより
15日午後10時50分ごろ、埼玉県入間市豊岡の路上で、近所の40代女性から「女性の悲鳴を聞いた」と通報があり、駆け付けた県警狭山署員が若い女性が血を流して倒れているのを発見した。女性はその場で死亡が確認された。県警狭山署に大学生の男(20)が出頭してきたため、県警は16日未明、女性の殺害に関与した疑いが強まったとして、男を殺人容疑で逮捕した。
県警によると、死亡したのは、近くに住む大学生、佐藤静香さん(21)。男は「人を刺した」と犯行を自供し、容疑を認めているという。同課は、男と佐藤さんの間に面識があったかなど捜査を進めている。現場周辺からは凶器とみられる刃物が見つかった。
埼玉県入間市の路上で、近くに住む大東文化大3年、佐藤静香さん(21)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された同市の日本文化大2年の男(20)が事件直前、佐藤さんのアルバイト先の店先でうろついている姿が防犯カメラに写っていたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。埼玉県警は、容疑者が佐藤さんを店先で待ち伏せしていた可能性もあるとみて、2人の詳しい関係を調べている。
捜査関係者によると、容疑者が事件直前、店の前をうろつく姿が防犯カメラに数分間写っていたほか、事件以前にも数回、客として来店している姿が確認されたという。
容疑者はこれまで、「人を殺そうと思ってナイフを持っていたら、たまたま目の前のコンビニから女性が出てきた」と供述。佐藤さんについては「近くのコンビニ店員で、顔は知っている」と説明している。県警は容疑者が当初から佐藤さんを狙っていた可能性も視野に入れて、慎重に捜査を進める。
昨年10月、埼玉県入間市の路上で、近くに住む大学3年・佐藤静香さん(当時21歳)が刃物で襲われて殺害された事件で、殺人などの罪に問われた同市の無職の男(21)の裁判員裁判初公判が29日、さいたま地裁(片山隆夫裁判長)で開かれた。被告は起訴内容を認め、「大学で好意を抱いていた女性にふられ、留年も決まったため、現実から逃げたいと思った」などと、犯行動機を述べた。
被告は、高校時代に「滑り止めで受かった」学校の授業について行けず、登校拒否になり通信学校に転校。大学入学後も授業について行けず、昨春ごろから、ネットカフェで毎日過ごすようになった。
当時、好意を抱いていた女性にも振られ、女性は被告の友人と交際を始めた。「ダメな自分が嫌になった。自分をリセットするために刑務所にいくしかない」と考えるようになった。同時に「現実から逃げたいが、『死にたくはない』と思った」と話した。ネットカフェに行く金が、なくなり、「やるしかない」と犯行を決意したという。
埼玉県入間市で昨年10月、同市の大東文化大3年、佐藤静香さん=当時(21)=が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた同市の無職の男(21)の裁判員裁判判決公判が7日、さいたま地裁で開かれ、片山隆夫裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。
判決で片山裁判長は、被告が犯行理由を「人生をリセットしたかった」などと述べたことについて「身勝手で生命軽視が甚だしい」と指弾した。
起訴状によると、被告は昨年10月15日、自宅近くで佐藤さんの背中や胸などをコンバットナイフ(刃渡り約18センチ)で30回以上刺し、殺害したとしている。