2007年7月27日
高知署は２８日までに、女性を路上で暴行し現金を奪ったとして、強盗強姦（ごうかん）容疑などで高知市長浜、無職の容疑者（２４＝強盗強姦罪などで起訴）を送検した。
調べによると、容疑者は昨年１～７月の深夜から未明、高知市の路上で１８回にわたり、１９歳から３２歳の女性をつけ回して暴行、現金を奪うなどした疑い。
「全部で３０件近くやった」と話しており、高知署は裏付けを進めている。
容疑者は昨年７月、女性を暴行して現金約３万６０００円などを奪ったとして逮捕された。
帰宅途中の女性を襲い現金などを奪ったとして、強盗・婦女暴行などの罪に問われていた男に対して、高知地裁は２５日無期懲役の判決を言い渡した。
判決を受けたのは高知市長浜の無職の被告（２５歳）。
起訴事実などによると被告は、おととし２月から７月にかけて高知市内の路上で若い女性あわせて１６人を襲い頭や腹などを殴ったうえ、性的な暴行を加えたり現金を奪ったりした強盗・婦女暴行などの罪に問われていた。
判決公判で高知地方裁判所の伊藤寿裁判長は、「女性の人格を無視した卑劣かつ悪質な犯行だ」と指摘、「常習性が顕著で規範意識も鈍い」とも述べ、「身勝手な動機に酌量の余地はない」として、検察側の求刑通り「無期懲役」の判決となった。
