2003年10月15日
東京の人気ラーメン店の店主が、女子大生を乱暴した疑いで逮捕された。
婦女暴行と強盗の疑いで逮捕されたのは、東京・豊島区に住むラーメン店 店主(32)。
警視庁の調べによると、 容疑者は今年5月下旬の深夜、板橋区にあるマンションで帰宅した女子大生に、玄関先で刃物を突きつけて脅し、 女子大生を部屋の中に押し込んで、両手を粘着テープで縛って暴行したうえ、現金を奪おうとした疑いが持たれてる。
調べに対し、容疑者は「やった記憶がある」と、 容疑を認めているという。
板橋区と豊島区では、今年の春頃から、ひとり暮らしの女性ばかりを狙った、暴行や 強制わいせつ事件が10件ほど起きており、いずれも手口が似ていることから、 警視庁は容疑者に余罪があるとみて追及している。
東京都板橋区内のマンションの女子大生宅に侵入、女性を暴行したうえ、現金を奪おうとしたとして、強盗強姦の疑いで、都内の三十二歳の男が警視庁目白署に逮捕されていたことが十四日、分かった。
板橋区と隣接する豊島区では今年春ごろから、一人暮らしの若い女性を狙った婦女暴行や強制わいせつ事件が約十件発生。警視庁は被害者の目撃証言や手口などから、一連の事件もこの男の犯行とみて余罪を追及している。
逮捕されたのは豊島区高松、ラーメン店店長。調べでは、容疑者は五月下旬深夜、板橋区内のマンションで、帰宅してきた女子大生が自室の玄関ドアを開けた際、刃物を突きつけて脅迫。室内に押し入り、女性の両手を粘着テープで縛って暴行したうえ、「金を出せ」と脅し、現金を奪おうとした疑い。
被害に遭った女性の多くはJR池袋駅周辺に居住。深夜に同駅から一人で帰宅途中、深夜営業のスーパーやコンビニエンスストアに立ち寄っていた。
男は同駅で女性を物色して後をつけ、スーパーなどで買う品物から一人暮らしかどうか見分け、犯行に及んでいたとみられる。犯行後、口封じのためカメラ付き携帯電話で、女性の姿を撮影している悪質なケースもあったという。
警視庁は、被害者の目撃証言や、女性が立ち寄った店の防犯ビデオを解析して容疑者を割り出し、行方を追っていた。十三日午前二時半ごろ、板橋区内のコンビニ店から容疑者に似た男が出てきたのを警戒中の警察官が発見、事情を聴いたところ犯行を認めたため逮捕した。
七人の女性に暴行するなどした上、現金を奪ったとして、強盗強姦(ごうかん)などの罪に問われた被告(35)に対し、最高裁第二小法廷(古田佑紀裁判長)は、被告側の上告を棄却する決定をした。無期懲役が確定する。決定は十三日付。
被告は東京都豊島区の人気ラーメン店の店長を務めていた。被告側は「一部は未遂だった」などと主張していたが、一審の東京地裁、二審の東京高裁はいずれも認めなかった。