NAVERまとめより
２６日午後１０時ごろ、東京都中野区弥生町のマンション２階の一室で、女性が死亡しているのが見つかった。首に絞められたような痕があり、警視庁捜査１課は殺人事件と断定。中野署に捜査本部を設置した。
捜査本部によると、女性はこの部屋に住むアルバイト店員、加賀谷理沙さん（２５）。玄関奥で仰向けの状態で見つかった。全裸で、顔にはタオルがかけられていたという。検視の結果、死後１～２日が経過しているとみられ、捜査本部は司法解剖して詳しい死因などを調べる。
加賀谷さんは、２５日夜から出勤する予定だった新宿区内のアルバイト先の居酒屋を無断欠勤。不審に思った店長の男性らが２６日午後８時ごろにマンションを訪ねたが、玄関の鍵が閉まっていて連絡がとれず、中野署に相談した。当時、室内の電気は点灯していたという。
同署員がマンションの大家から鍵を借りて入室し、遺体を発見した。室内に荒らされたような形跡はなく、窓も施錠されていた。加賀谷さんは１人暮らしという。
東京都中野区のマンションで昨年８月、アルバイト店員で劇団員の加賀谷（かがや）理沙さん（当時２５）が殺害された事件で、警視庁は１２日、現場近くに当時住んでいた福島県矢吹町中町、職業不詳の男（３７）を殺人容疑で逮捕し、発表した。「被害者については全く知りません。被害者の所に行った記憶はありませんし、殺していません」と容疑を否認しているという。
中野署捜査本部によると、容疑者は２０１５年８月２５日午前０時半ごろ～翌２６日午後１０時ごろの間、自宅マンションにいた加賀谷さんの首を圧迫するなどの暴行をして窒息死させた疑いがある。加賀谷さんの遺体から検出された皮膚片などのＤＮＡ型と、２月中旬に任意提出を受けた容疑者のＤＮＡ型が今月、一致したという。
加賀谷さんのアルバイト先の店長の届け出を受けて、加賀谷さん宅を訪れた中野署員が２６日夜に発見。玄関先で倒れ、衣服をつけておらず、顔にはタオルケットがかけられていた。部屋からは、衣類やバッグ、自宅の鍵、布団カバーなど十数点がなくなっていたといい、捜査本部は容疑者が持ち去ったとみている。
捜査本部の調べでは、容疑者は現場から約３００メートル離れたマンションに住んでいたが、加賀谷さんとの交友関係はなかったとみられる。
東京都中野区のマンションで２０１５年８月、劇団員の加賀谷理沙さん（当時２５歳）が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた被告（３９）に対し東京地裁（任介辰哉裁判長）の裁判員裁判は７日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
東京都中野区のマンションで２０１５年、住人の劇団員加賀谷理沙さん＝当時（２５）＝が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた被告（３９）の控訴審判決が６日、東京高裁であった。青柳勤裁判長は「刑事責任は非常に重い」と述べ、無期懲役とした一審東京地裁判決を支持、弁護側控訴を棄却した。
青柳裁判長は判決で、被告がわいせつ目的で面識のない加賀谷さんの後をつけ、自宅に侵入したと改めて認定。「若い女性が居室内にいるところへ侵入し、全裸にした」などと述べ、弁護側の「強制わいせつの故意はなかった」とした主張を退けた。
