2007年2月14日
埼玉県春日部市で、21歳の女性に暴行を加えたとして、 イタリア料理店に勤める32歳の男が逮捕された。
捕まったのは、千葉県野田市に住むイタリア料理店の社員。
容疑者は今月2日、春日部市内の飲食店で、21歳の女性を押し倒し、 顔を数回殴り、暴行した疑いが持たれている。
容疑者は「欲求を満たすためにやった」と容疑を認め、「ほかにもやった」と話しているという。
周辺では、おととし9月から同じような事件が三十数件起きていて、警察が余罪を追及する方針。
1人暮らしの女性を狙い暴行を繰り返したとして、埼玉県警捜査1課と春日部署などは1日、強姦致傷などの疑いで、千葉県野田市木間ケ瀬、無職、被告(33)=同罪などで公判中=を追送検した。県警は37件の婦女暴行事件の犯行を確認、20件を立件した。
調べでは、容疑者は平成16年9月~19年2月にかけて、埼玉県春日部市や越谷市などで、1人暮らしの女性を狙い、無施錠の窓から侵入して暴行する手口で犯行を繰り返した疑い。
調べに対し、「自分は異常性欲だ。暴力で無抵抗の女性を好きにすると興奮する。若い女なら誰でもいい」と供述しているという。
容疑者はコンビニなどから1人で帰る若い女性のあとをつけ、路地や駐車場で犯行に及ぶこともあったという。犯行後に下着を盗むケースもあった。
県警は昨年2月、春日部市の飲食店で女性店員(21)に暴行したとして、強姦致傷などの疑いで容疑者を逮捕、余罪を追及していた。
埼玉県と千葉県で女性に次々に乱暴したとして、強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた 千葉県野田市の無職、被告(34)の判決公判が26日、さいたま地裁であり、若園敦雄裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。
若園裁判長は「性欲を満たすため、手段や場所を選ばず20人以上の女性を襲っており、犯行は悪質極まりない」と述べた。
判決によると、被告は平成16年9月から約2年半にわたり、女性の自宅に侵入するなどして計22人を襲い、うち13人に乱暴。4人にけがを負わせ、8人から計40円相当の金品を奪った。