愛知県警察捜査一課と北署などは6日、住居侵入と強姦の疑いで、本籍名古屋市北区。容疑者(36)を再逮捕した。
同容疑者の逮捕は3回目。
調べでは、容疑者は2005年11月28日午後11時半頃、名古屋市熱田区のマンションで、帰宅途中だった当時29歳の女性の後をつけて室内に侵入。カッターナイフを突きつけて脅したうえ、女性の両手をタイツで縛って暴行した疑い。
本人は「覚えがない」と否定している。
容疑者は名古屋市や愛知県東海市の同様の事件で逮捕されていた。
02年ごろから、名古屋市などで同様の犯行を十数件重ねていたとみられ、県警は余罪を追及している。
名古屋市内や岐阜県高山市などで4年間に16人の女性に暴行したとして、強姦(ごうかん)致傷罪などに問われた無職、被告(38)に、名古屋地裁は10日、「卑劣で悪質極まりない犯行」として求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
判決理由で伊藤新一郎裁判長は「自己の性欲を満たすためだけの動機に酌量の余地はみじんもない」と厳しく非難。「強い常習性があり再犯の可能性も高い。取り返しのつかない精神的被害を受け、人生を狂わされた人もいる」と指摘した。
判決によると、被告は平成13年12月から17年12月にかけ、無施錠の玄関から部屋や会社に侵入したり、エレベーターに一緒に乗り込んだりして、ナイフを突きつけて脅し、当時15歳から38歳だった女性16人に暴行した。
被告は昨年12月10日、名古屋地裁で「極めて強い常習性がある」として、無期懲役の判決を受けた。
その後、判決を不服として、名古屋高裁に控訴した。
一審・名古屋地裁判決によると、塩川被告は深夜に女性宅に侵入したり、路上で出会った女性を尾行したりした上、カッターナイフを突きつけて脅し、顔面を殴るなどの暴行を加えながら乱暴した。
2007年12月11日 11時04分
「社会復帰後は二度としないで」。連続強姦(ごうかん)の被告に無期懲役の判決を言い渡しながら、将来の出所が前提であるかのような裁判長の発言が、司法関係者の間で波紋を広げている。
この判決公判は10日、名古屋地裁であり、本籍名古屋市北区、被告(38)が、2001年から05年にかけ、エレベーターに一緒に乗り込みナイフを突きつけて脅すなど、当時15歳から38歳の女性16人に暴行したとして強姦などの罪に問われた。
伊藤新一郎裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡し、判決理由で「強い常習性があり再犯の可能性も高い」などと言及。
しかし、その後の説諭で「社会復帰後は二度とこのようなことをしないように。家族も待っているんだから」と語りかけた。
これについて、ある司法関係者は「被害者感情を考えるといかがなものか」と指摘。
傍聴していた女性も「強い常習性、再犯の可能性を認めておきながら、社会復帰について話すのは違和感があった」と話した。
名古屋市内などで2001年から05年にかけ、エレベーターに一緒に乗り込みナイフを突きつけて脅すなどの手口で、
当時15歳から38歳の女性16人に暴行したとして強姦(ごうかん)などの罪に問われ、無期懲役の判決を受けた
本籍名古屋市北区、被告(38)が控訴を取り下げ、無期懲役が確定した。
取り下げたのは12日。