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札幌市女子児童監禁事件

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札幌市女子児童監禁事件

 札幌市白石区で2014年1月、9歳の女児が行方不明になり、1週間後に保護された事件で、監禁致傷と未成年者誘拐の罪に問われた同区の無職の男(27)に対する初公判が1日、札幌地裁(金子大作裁判長)であった。被告は罪状認否に答えなかったが、弁護側は、監禁が原因で女児が心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとする起訴内容を一部否認し、「監禁罪の成立にとどまる」と述べた。
 起訴状によると、被告は1月27日午後3時半ごろ、同区の路上で女児に「警察です。話があるからちょっと来て」とうそをついて自宅アパートに連れ込み、2月2日まで監禁。女児にPTSDを負わせたとされる。

札幌の不明女児を保護 監禁容疑で26歳男を逮捕
買い物に行くと言って家を出た後、行方がわからなくなっていた札幌市在住の小学3年の女児(9)を北海道警が2日夜、札幌市白石区東札幌3条4丁目のアパートで保護し、このアパートに住む無職の男(26)を監禁の疑いで現行犯逮捕した。道警の説明では、容疑者は容疑を否認しているという。
 女児は1月27日午後から行方不明になり、道警が写真などの情報を公開して捜していた。
 道警によると、女児は2日午後10時半すぎ、容疑者宅の居間で座った状態で発見された。女児は泣いていたが、目立った外傷はないという。容疑者は帰宅途中の女児を駐車場で待ち伏せて、「ちょっときて」などと声をかけた。ビニールテープで拘束していたという。
 容疑者は1人暮らし。女児とは面識がなかった。近所の住人から「少女漫画を持った不審な男がいる」との通報から浮かんだ。これまでの捜査による不審者の容姿などとも一致。捜査員が容疑者宅前で職務質問して、「(女児は)いない」と答えたが、室内で女児を確認したという。
 女児は1月27日午後3時ごろ、自宅から直線で約300メートル離れた商店に学習ノートを買いに行くと母親に告げて、1人で外出した。夜になっても帰宅しなかったため、同6時50分ごろに家族が110番通報。道警は付近の雪山や水路などを捜索したが手がかりはなく、同月29日に写真などを公開して情報提供を求めていた。
 商店では、ノート2冊などを約500円で購入。このほか、行方不明になった当日午後3時台に、自宅から約100メートル離れたコンビニエンスストア付近で同じ小学校の児童と会ったことが道警の調べで分かったが、その後の行方については有力な情報はなかった。
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