2003年9月
神奈川県内で女性22人を襲ったとして、強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた元風俗店従業員(33)の判決で、横浜地裁の山崎学裁判長は20日、求刑通り無期懲役を言い渡した。
判決理由で山崎裁判長は「被害者の中には心的外傷後ストレス障害(PTSD)で自殺を図ったり、交際中の男性に去られたりした人、家族に打ち明けられず1人苦しみ抜いている人もいる。まさに悪魔の所業だ」と断罪した。
判決によると、被告は2000年10月から昨年8月までの間、厚木市や藤沢市などで16-47歳の女性計22人を暴行するなどした。
被告は犯行後、警察への届け出を阻止するため「家に火をつけるぞ」と脅すなどしていた。