2004年11月16日
16日午前10時半ごろ、大阪市阿倍野区阿倍野筋のマンション3階の部屋で、同所に住む看護師木村芳美さん(23歳)が倒れているのを訪ねてきた母親(51歳)が発見し119番した。
大阪市消防局の隊員が駆け付けたところ、女性は既に死亡していた。
阿倍野署は遺体の状況から殺害された可能性があるとみて捜査を始めた。
大阪市内のマンションできのう、女性看護師が殺されているのが見つかった事件で、看護師は室内で寝ているところを襲われた可能性が高いことがわかった。
きのう午前、大阪市阿倍野区のマンションで、看護師の木村芳美さん(23歳)が 刃物で刺され、死んでいるのを発見された。
警察の調べでは、傷は深さ16センチで、右わき腹から心臓にまで達していて、木村さんはきのう午前0時ごろ死亡したとみられる。
木村さんの遺体には、首まで布団がかけられ、布団の内側に血がついていた。
室内に血が飛び散ったあとはなく、警察は、木村さんは寝ていたところを襲われた可能性が高いとみており、14日の夜10時半ごろ、知人と携帯電話で話したのを最後に連絡がとれなくなったということで、警察は14日夜以降の木村さんの足取りについて調べている。
大阪市阿倍野区で11月、看護師の木村芳美さん(23)が自宅マンションで殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された無職の男(53)が、大阪府警捜査1課の阿倍野署捜査本部の調べに対し「刑務所を出た3日後に金を使い果たし、その後すぐに盗みに入るマンションを物色していた」と供述していることが6日、わかった。
桑島容疑者は出所1週間後に木村さん宅に侵入しており、府警は出所後の足取りについても追及する。
調べでは、容疑者は常習累犯窃盗の罪で神戸刑務所(兵庫県明石市)で服役し、11月8日に出所。その後、大阪市内のサウナを泊まり歩きながら、出所時に支給された作業賞与金などで酒を飲んだり、映画を見たりしていたが、3日で使い果たしたという。その後、再び空き巣を始めようと同市内のマンションなどを回り、無施錠の部屋を物色していたという。
大阪市阿倍野区のマンションで11月、看護師木村芳美さん(23)が殺害された事件で、阿倍野署捜査本部は4日、強盗殺人容疑で住所不定、無職の男(53)を逮捕した。同容疑者は、調べに対し「盗み目的で侵入したが、木村さんが騒ぎ始めたので刺した」と供述しているという。
調べによると、桑島容疑者は11月15日午前、阿倍野区阿倍野筋のマンション3階にある木村さんの部屋に玄関から侵入。室内にいた木村さんの右脇腹を包丁で刺して殺害した上、バッグの中から現金やクレジットカードが入った財布などを奪った疑い。
大阪市阿倍野区のマンションで昨年11月、看護師の 木村芳美さん(当時23歳)が殺害された事件で、 強盗殺人などの罪に問われた無職の男(54)の 判決公判が30日、大阪地裁であり、和田真裁判長は求刑通り、 無期懲役を言い渡した。
判決によると、被告は、刑務所を出所直後の 昨年11月15日午前9時ごろ、窃盗の目的で木村さん宅に侵入。
寝ていた木村さんが目を覚まして抵抗したため、 包丁で刺殺し財布を奪うなどした。
和田裁判長は「人生の大半を矯正施設で過ごしながら、 反省もない。生涯、刑務所の中で罪を償うのが相当」と指摘した。