2000年8月19日
夫が出勤した後の民家を狙って空き巣に入り、妻らに見つかると暴行を繰り返したとして、大阪府警捜査三課と羽曳野署などは十八日までに、窃盗の疑いで韓国籍の住所不定の容疑者(43)を逮捕した。
容疑者は盗みなど70件以上の余罪を供述しているほか,韓国内での事件で警察当局 から指名手配されており、府警は逃亡目的で来日し,犯行を繰り返していたと見て調べている。
昨年一月頃から大阪市南東部や東大阪市、堺市などで空き巣や居直り強盗、婦女暴行などが続発。被害総額は約九十件、約四千二百万円相当にのぼり、金容疑者はうち七十~八十件分の犯行を自供。盗みに入った民家で女性に見つかると暴行していたという。
容疑者は韓国で事件を起こし、韓国の警察当局に指名手配される直前の平成十年九月、観光ビザで来日したあと、不法滞在。
大阪府生野区内の飲食店で知り合った韓国籍の無職の女性(38)と行動をともにし、日本語の読み書きができる女性に盗品を質入れさせたり、盗んだ通帳で預金を引き出させていたという。