1991年10月27日 佐久間奈々さん(13歳)が友人らの前で男に連れ去られ、そのまま行方不明になった事件。
未解決事件
中間テストを先日終え、奈々さんの自宅に友人3人が集まった。
午前0時過ぎ、自宅から4キロ離れたコンビニに夜食を買い出しに行った。
帰り道、台風の影響で歩道に倒れたままになっていた木に奈々さんの自転車が当たり転倒した。
後方から男が歩いて追い越し、そして振り返る。
「こんなところで何をしているんだ」
女子中学生4人に対し男が立ち塞がる。
男は補導員を装い
「16歳未満の者が11時すぎに歩いていると、犯罪になる。
普通なら警察ざただが、話を聞くだけで許してやる。お前が代表でついて来い」
と奈々さんを指名。
残る3人に
「お前たちは帰れ」
と、奈々さんを連れ、近くの細い道の方へ消える。
3人は奈々さん宅の玄関前で奈々さんの帰りを待つが、一向に帰って来ない。
たまたま同じ中学の男子生徒が通りかかり、これまでの経緯を話し、おかしい事に気付く。
親に連絡し、手分けして探すも見つからず、午前4時ごろ警察に届ける。