小学校などから帰宅途中の女児にわいせつな行為をしたとして、警視庁捜査1課は29日、強制性交と児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で、住所不定、建設作業員の男(43)=強制わいせつ罪などで起訴=を再逮捕した。「やりたいことがエスカレートしてしまった」などと容疑を認めている。
再逮捕容疑は今年3月27日と5月7日、都内のアパートの階段踊り場に女児を誘い込み、わいせつな行為をした上、携帯電話のカメラでわいせつな動画を撮影したとしている。
容疑者は就学前や小学校低学年の女児らに「猫がいるよ」などと声をかけ、わいせつな行為をしたなどとしてこれまでに4回逮捕され、同罪などで起訴されていた。捜査1課が押収した容疑者の携帯電話からは、女児ら25人分の画像が見つかっており、同課が被害の全容を調べている。
女児に性的暴行を加えたとして、警視庁は11月29日、建設作業員の男(43)を強制性交と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の容疑で再逮捕した。
被告は今年3月に東京都内で、幼稚園に通う女児をアパートの階段に連れ込んで乱暴し、5月には小学生になった同じ女児に同じ場所で乱暴した上、携帯電話で女児へのわいせつ行為を動画撮影した疑い。被告は、動画撮影後、「写真をばらまく」と脅して口止めしていた。
容疑を認めているという。
今年9月、別の保育園児に対する強制わいせつ容疑で被告が逮捕され、携帯電話から女児の動画が見つかったことから被害が判明した。