1988年6月22日 和歌山市で、新聞配達中だった女子高生が倒れているのが見つかった事件。
未解決事件
新聞配達をしていた県立高校1年生の林史子さん(15歳)が和歌山市園部の路上で頭から血を流して死んでいるのを配達途中の同僚が発見した。
遺体のそばには乗っていた自転車が倒れ、犯人のものと思われる血のついた足跡が残っていた。
司法解剖の結果、右後頭部や右耳の後ろなどにケイ動脈に達する刺し傷など5か所を刺されていた。
凶器は片刃のナイフだと思われた。死因は出血多量。
林さんは幅6メートルの市道の端に仰向けで倒れていた。
服装は配達に出たときと同じ白いシャツとチェック柄のスカート姿で乱れはなかった。
自転車にも車がぶつかったような交通事故の形跡はなかった。
足跡は大量生産品だったため犯人に繋がらず、凶器も出ず、目撃情報もなかったという。