1983年6月27日 不動産競売のトラブルにより、一家5人が惨殺された事件
ウィキペディアより
NAVERまとめより
白井さんの義父が多額の借金を抱え、洋書販売会社勤務・白井明さん(45歳)が住んでいた家を競売に出す事態にまで至ったが、立退料を吊り上げさせる為、義父から居座りを依頼されていたという。
犯人は不動産鑑定士の資格を持ち、今回の白井さん宅の競売に参加。
自宅などの資産を全て担保に1億数千万を借り、2月に1億280万で落札した。
4月13日、不動産業者に1億2950万で転売する事が決まり、6月30日に引き渡す約束で内金1500万を受け取っていたが、期日を過ぎると3000万の違約金が発生する契約だった。
立ち退かせる為に訴訟も起こしたが、訴訟を取り下げればすぐにでも立ち退くと言われ、取り下げたのだが、その約束も守られなかった。
3日に1度は立ち退きの為に白井さん宅に足を運ぶが、義父からの依頼により、白井さんは何かと理由を付けてはそれを退け事件当日に至る。
犯人は遺産相続で実弟と揉め殺人未遂で逮捕される過去があった。
事件当日、白井さん本人は不在で白井さんの妻の幸子さん(41歳)次女の朋子ちゃん(9歳)三女の昌子ちゃん(6歳)、長男・正利ちゃん(1歳)が家におり、6人家族だったが長女(10歳)は林間学校に参加しており難を逃れている。
いつものように立ち退きを要求するため白井さん宅に訪問し、妻の幸子さんが応対するが、白井さん本人が不在の為に交渉にならず、準備していた金槌で居間に引き返した幸子さんに振り下ろし、食堂に逃げ込んだところを撲殺。続いて傍で泣き叫ぶ正利ちゃんにも金槌を振り下ろした。
居間に戻り怯える昌子ちゃんにも振り下ろし、最後は首を絞めた。
遺体を浴室に運び、いったん飛んだ血液をきれいに掃除した。
しばらくして帰宅した朋子ちゃんを絞殺し、白井さんの帰りを待った。
午後9時半頃に帰宅した白井さんとはいったんテーブルを挟むが拳を白井さんの鳩尾に叩き込み、隠し持っていた鉞を振り下ろし殺害し、しばらく仮眠し、翌朝6時には白井さんの解体を終え幸子さんの解体に手をかける。
10時に幸子さんと会う約束をしていた幸子さんの実母だが、何度か幸子さんに電話を入れるも出ないので、隣人に様子を見るよう願った様子で、9時頃に隣人が白井さん宅を覗くとそこには昨晩引っ越してきたという男がいた。
当然、その男は犯人で、その異変を幸子さんの実母に伝え、その後、親族と警官が白井さん宅に向かい、そのまま逮捕となる。
練馬・一家5人惨殺事件