1989年8月9日~9月13日
1989年8月9日
茨城県岩井市の建築業手伝いの被告は車両火災保険金詐欺の目的で、農道で自分の乗用車を焼くのに小中学校の同級生だった当時21歳の富山政則さんに手伝わせ、午前1時半頃、岩井市幸田の残土置き場で、口封じ目的により出刃包丁で富山さんの首を切るなどして殺し、その遺体を埋める。
富山さんの母に「富山さんがおれの車を盗んで燃やした」などと約十回にわたり金を要求。500万円を脅し取ろうとしたものの果たせず、保険会社からは自分の車が放火されたように装い490万円を振り込ませた。
1989年9月13日
少年院で知り合った無職男性の共犯者を誘い、小中学校の同級生だったトラック運転手の稲葉教之さんを岩井市弓田の自宅から連れ出し「車は自分が他の者に放火させた」などと書かせた「誓約書」を書かせた後、両手両足を縛ってワゴン車内に監禁。午前5時40分ごろに絞殺し、近くの廃棄物処理場に捨てる。
稲葉さんの自宅には「誓約書」を見せ、家族に「弁償しろ」と言って脅迫した。
遊ぶ金欲しさの犯行だった。