1998年(平成10年)1月28日 栃木県黒磯市
ウィキペディアより
NAVERまとめより
英語担当の腰塚佳代子教諭(26歳)が当時、生徒だった少年に刺殺された事件。
英語の課題未提出者を放送で全校に告げられたり、英語の授業に約10分遅れた事で注意されたり、少年は不満を募らせる。
授業中の私語で注意され「殺してやる」と呟く。
私語の件で少年は友人と共に呼び出される。
教諭「先生、何か悪いこと言った?」
少年「言ってねえよ!」
教諭「言ってねえよという言い方はないでしょう!?」
少年「うるせぇな!!」
少年はポケットのナイフを出し、教諭に首筋に当てる。
注意された途端、教諭の腹部を刺し、その後、何度も刺したり蹴ったりを繰り返す。
この「先生、何か悪いこと言った?」発言が高圧的な言動と取り沙汰され、思春期の子どもたちへの配慮を欠いた感情的な叱責が、多感で悩みを抱えた少年を発作的で衝動的犯罪に走らせたと、一部の無責任な人たちのネタになっていたようだが、補導歴や問題行為などの無いだけでそういう無責任な発想しか出来ないので、考える必要もない。
人に何かしら認められたかったのが、刃物という結論にしか行き着かない陳腐な知識しか与えられず、常から甘えた人間だという印象。
遅刻や態度。これで注意しない教師は教師ではなく、当然の行為を行ったと考えられる。
一般的に思春期と称される時期は、世間的に力なんてものはそうそうない。
どうしても威張ってみたい人間は、それでも無いはずの力を信じて結果としてみたくなる。
中途半端な自分の力量を推し量るのに、特に得意分野が無い場合に、暴力や大人への反抗などという方法論しかなく、それで結果を感じる事もあるが、一般的には結局弱者にしか向かえない。
刃物を手に取る事で、自分が強くなったと勘違いし、刃物所持で強くなった自分に注意する教師を許せなかったのか力を見せたかったのか。
それは分らないにしても、友人に対しても「けんかしたい」と自分の力を誇示する発言があり、引くに引けなかったのだろうが、将来ある若い教師の人生を終わらせるのは罪が深過ぎる。