2001年5月8日 青森県弘前市田町で発生し5人が死亡した強盗殺人・放火事件
ウィキペディアより
NAVERまとめより
金に困窮していた。
1995年に自宅購入で1760万円のローンを組み、1997年には知人に250万を消費者金融から借金して貸す。
競輪にのめり込み、次の返済日には60万を返済しなければならなかった。
帽子を深く被りマスクをかけ作業服でビルの階段を上がる。
右手にはガソリンの入ったオイル缶、左手には束ねた新聞を掴み、階段の踊り場に放置する。
そしてオイル缶を手に武富士店内に入る。
店のカウンター内にガソリンをぶちまけ、火を点けた紙を握り、金を出せと脅す。
店内はパニック状態に陥り、店員は奥の部屋に駆け込む。
ただ支店長だけはデスクに座ったまま残り、なんだと怒鳴り返す。
金を出さねば火を点けると脅すも金はないと支店長は返答し、通報ボタンを押し、さらに警察に電話で呼びかける。
焦った犯人は、火の点いた紙をカウンターに投げつけると、一気に炎が上がる。
思いのほか燃え上がる炎に動揺し、何も取らずに逃げるしかなかった。
事前に放置していた踊り場の新聞紙にも火を点け、車で逃走した。
店の奥に逃げ込んでしまった店員は、火に飲み込まれる。
この火災により、同支店勤務の田沢伸治さん(36歳)、太田はるかさん(20歳)、葛西志保里さん(22歳)、笹森容子さん(46歳)、福井貴子さん(30歳)の5人が焼死、他に店長ら4人も火傷を負った。